文学と哲学の公開講座、臥龍義塾の第2回目を、以下の内容と日時・時間・場所にて開催致します。皆様、奮ってご参加下さい。
- 日時
- 2022年(令和4年)5月 8日(日)pm 2:00(14:00)~ pm 5:00(17:00)
- 場所
- 早稲田奉仕園・ギャラリー(電光掲示板に出ます)
- 内容
-
1コマ目(40分)文学・哲学
サルトル『文学とは何か』の文学論と、サルトル『実存主義とは何か』とマルクス・ガブリエル『新実存主義』における実存主義思想の変遷と現代性について
・サルトルの名著『文学とは何か』と『実存主義とは何か』にあたりながら、「文学とはいったい何なのか」といった文学の本質、「実存主義とはいったい何なのか」といった実存主義思想の本質に迫る。新進気鋭の哲学者マルクス・ガブリエルの見解も参照。
質疑応答 10分 休憩時間 10分
2コマ目(40分)文学
国木田独歩『武蔵野』と大岡昇平『武蔵野夫人』の武蔵野描写について
・自然主義文学の先蹤をなした国木田独歩『武蔵野』の自然描写と、『レイテ戦記』『野火』『俘虜記』等のアジア・太平洋戦争もので有名な大岡昇平の『武蔵野夫人』における武蔵野の自然描写を重ねながら、「武蔵野」という文学のトポス(場所)の謎に迫る。
質疑応答 10分 休憩時間 10分
3コマ目(40分)文学
三浦綾子『氷点』『続氷点』におけるキリスト教描写と、日本および日本人のキリスト教受容のあり方について
・愛と罪と赦しをテーマにしたメロドラマ、三浦綾子『氷点』『続氷点』に参照しながら、日本と日本人におけるキリスト教受容について考える。今回は具体的には取り上げないが、遠藤周作『沈黙』や『深い河(ディープリバー)』や、芥川龍之介『神神の微笑』についても言及し、日本におけるキリスト教全般の影響についても概観する予定。
質疑応答 10分 撤収時間 10分
終了後は居酒屋で打ち上げか、喫茶店での話し合いを予定。
- 講師
- 冨田陽一郎(筆名冨田臥龍)(臥龍義塾主催者・塾長)講師プロフィールはこちら
- 受講料
- 無料
- 参加予約
- 不要(当日飛び込みでの参加になります)
- 参加資格
- 誰でも歓迎します。
- 注意事項
- 参加者上限は原則20名です。新型コロナ対策にご協力下さい。(マスク、手洗い、咳エチケット、換気等。)
20名をオーバーした場合は、早稲田奉仕園側と交渉します。
テキスト コピー資料を配付致します。事前に購入する必要は、特にありません。 - 事前準備
- 予習をなさりたい方は、以下の参考文献等を参照して下さい。
参考文献の一部
- 1コマ目
- J・p・サルトル『文学とは何か』人文書院『実存主義とは何か』人文書院『NHK100分de名著ブックス サルトル 実存主義とは何か 希望と自由の哲学』海老坂 武 NHK出版『新実存主義』マルクス・ガブリエル 岩波新書
- 2コマ目
- 国木田独歩『武蔵野』新潮社文庫 大岡昇平『武蔵野夫人』新潮社文庫
- 3コマ目
- 三浦綾子『氷点 上』角川文庫『氷点 下』角川文庫『続氷点 上』角川文庫『続氷点 下』角川文庫
今後のスケジュール
第3回は、6月26日(日)早稲田奉仕園101教室
- 第4回 7月24日(日)早稲田奉仕園222教室(スコットホール)
- 第5回 8月21日(日)早稲田奉仕園101教室
- 第6回 9月25日(日)早稲田奉仕園100教室
全て時間は14:00~17:00。内容は、参加者アンケートによって決定致します。
詳細は追って告知致します。それでは宜しくお願い致します。